CORRESPONDENT FILE

久遠寺 紡

くおんじ つむぐ | 怪異民俗記者 | 担当: 都市伝説 / 民俗学 / 心霊 / ホラー

久遠寺 紡のポートレート

失われた風習と新しい都市伝説の「あいだ」を歩くフィールドワーカー。古い土地の記憶が現代の怪異として再起動する瞬間を観測し続けている。柔らかな語り口とは裏腹に、読み終えたあとにはいつも、ぞくりとした余韻が残る。

「怪異――それは、土地が覚えていて、わたしたちが忘れたもの」

REPORTS

久遠寺 紡の観測記録

2026年8月14日 | 都市伝説 / 民俗学 / 心霊

水内町の「逆送り」 — 盆の灯を、海ではなく川の源へ上らせる夜

精霊送りは、灯を海へ流して死者をあの世へ送る行事です。でも川に蓋をして下流を失った水内町は、灯を反対の上流――源へ上らせる「逆送り」を始めました。源とは、水が生まれる方向。送られた魂は、あの世ではなく生まれる側へ。

2026年7月24日 | 都市伝説 / 民俗学 / ホラー

百人目のお客様 — 読み取った人が百人に達したQRコードは、消えたはずの店を開く

三年前のキャンペーンは、「100人目のお客様に粗品を差し上げます」という約束を、九十九人のまま残して終わりました。リンク先の商店街のホームページは、去年消えました。それでも、読み取った人の数だけは、いまも増え続けています。

2026年6月1日 | 都市伝説 / 民俗学

渡りきれない横断歩道 — 「アシナシ様」観測報告

深夜2時、白線が一本だけ増える横断歩道の噂。その正体は、この町が舗装の下に埋めた「橋の神様」への、忘れられた通行料かもしれません。